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Millsart / Every Dog Has Its Day
¥3,000
── Jeff Mills の“静かなる革命”を刻んだミレニアム期最高峰の作品集 Jeff Mills が「Purpose Maker 以外の思考領域」を解放した、Millsart 名義の真骨頂。 2000年のミレニアム期、世界が混乱と再構築に向かうタイミングで、ミルズが“瞑想的テクノ”という全く新しい方向へ切り込んだ 問題作にして傑作。 この作品、今あらためて聴くと完全に時代が追いついたタイプの1枚。 作品の特徴はドラムを減らし、空気・余白・感情にフォーカスしたサウンドデザインが打ち出されており、Mills の“音響彫刻家”としての側面が全面化。DJ用途だけでなく「哲学」「思索」「深夜の自分と向き合う時間」にまで届く作品となっている。 2000年前後の Jeff Mills は、「テクノはクラブミュージックだけではない」 という主張を世界に示していた時期。 この Every Dog Has Its Day シリーズは、その象徴。 のちのアンビエント作品群、展示会、映画音楽などへつながる“音楽家ミルズ”の原点的作品。 だからこそ、コレクターの間ではいま再評価が加速しているのだろう。 今のうちに。 ■ Axis – AX-20 ■ 2000 (US) ■ Vinyl 12' x 2 ■ Condition: 盤 VG+ / Cover VG ■ Tracklist A1. Mercury's Downfall 4:21 A2. Place De La Bastille 4:32 B1. Nights Of Africa 4:49 B2. Flying 3:02 C1. Arcadia 4:02 C2. Now Is The Time (Instrumental) 5:10 D1. Dr. Ice 3:54 D2. Walking Still 4:52 D3. With 0:34
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Various / Dig It International 1995 Club Compilation Volume 2
¥1,500
90’sアンダーグラウンド・ハウスの旨味がギュッと詰まった、Dig It International のプロモ仕様3枚組コンピ。クラブ現場で使われることを想定した、実用性とフロア感強めのセレクション。 Karen Pollard「Take Me Back」、Janet Rushmore「Try My Love」といった王道ヴォーカル曲を軸に、LuvDup、D.S.P. など当時のクラブを代表するリミキサー陣が躍動。ヴォーカル物からダブ、トラック系まで幅広く、90’s US/UKハウスの“鉄板どころ”がここにまとまっている。 Side D / Jackie Cohen – Show Me The Way (Who’s Pierre Mix)。 Freaky Chakra の持つ硬質でヒプノティックな質感に加え、DJ Pierreラインのアシッディーでウネるグルーヴを想起させる、非常に強力なダンスフロア向けアレンジ。 ミニマルな構成ながら、じりじりとテンションを上げていくトラックの作りは、90年代中盤特有の“ディープでスモーキーなハウス”の最も美味しいところを引き出している。 プロモらしいDJ向けの構成、実用的な選曲、質の高いリミックス、そしてSide Dの隠れアシッド/トラック系キラー。通常のコンピでは拾えない“現場目線のチョイス”が魅力の一枚。 ■ Dig It International – DIGLP 002 ■ 1995 (US) ■ Vinyl 12' x 3 ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ■ Tracklist A1. Karen Pollard / Take Me Back (Dig It Vocal Mix) A2. Rhythm Section / Feelin' Happy (D.S.P. Dub) B. The Foot Club / Driftwood (LuvDup's Amazing Dub) C1. Kama / No Trouble (George's Dub) C2. Kama / No Trouble (Definition Of A Track) D. Jackie Cohen / Show Me The Way (Who's Pierre Mix) E1. Karen Pollard / Take Me Back (Vocal Slam Mix) E2. Janet Rushmore / Try My Love (Dub Mix) F1. Appetite / Love Makes You Stupid F2. Janet Rushmore / Try My Love (Sax Mix)
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Parris Mitchell & R.J. Hall / Work It! "94"
¥1,500
Dance Mania黄金期の象徴とも言える“抜けの良さ”“下世話な色気”“直球の強さ”がそのまま形になった作品。 A面 “Work It!” はDMらしいジャッキンな909、揺れるベース、腰に直撃するボトムで、 ミックスに入れた瞬間フロアがガチャッとギアチェンジするタイプの即効性トラック。 あの“Work it!”の掛け声がシカゴの空気ごと引っ張り込む、濃度の高いクラシック。 B面 “It’s Alright” はさらに渋い。 クラブ感を増幅した Clubdown Mix、リズムのループ感が増してツールとして優秀な Dubdown Mix、そして攻撃力高めの Work It Mix と、シカゴ〜ゲットーハウスの流れをそのままセットに組み込める3連構成。 Dance Maniaの中でもこの盤は、 “ヘビーで下世話だけど、どこか品がある” Parris Mitchell 特有の味が一番バランスよく出ている。 シカゴミニマル/ゲットーハウス/90’sハウスを掘る人の基礎体力を上げる、現場向きの武器。 ■ Dance Mania – DM 055 ■ 1994 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ラベルにスタンプ有り ■ Tracklist A. Work It! B1. It's Alright (Clubdown Mix) B2. It's Alright (Dubdown Mix) B3. It's Alright (Work It Mix)
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Studio 32 & Luis Radio / Universal Grooves E.P.
¥2,000
90’sニューヨーク・ハウスの中でも、“黒さ・温度・躍動感”がちょうどいい塩梅で詰まったKult Recordsの名作EP。 Luis Radio(イタリア・ローマ)の職人技とNYローカルの感覚が自然に混ざった、温かくてクラシカル、そしてハイブリッドなハウスを楽しめる1枚。 A面 “Funky Organ” はタイトル通りのオルガンハウスだが、ただの90s王道ではなく、 流れのキレ、コードのハマり方、グルーヴの落とし所が絶妙で、“ダサさゼロの本格派”オルガン。 ガラージ〜アフターアワーズでも使える、軽やかで品のあるピークチューン。 B1 “Philly Flute” は、ふわっと浮くフルートと温かいコードで魅せる、 フィリーソウルの幸福感をハウスに落とし込んだ1曲。 DJが長く回すほどじわじわ効いてくる、NYらしい多幸感。 そしてB2 “Universal Groove” はこのEPの隠れハイライト。 ミニマルな構成に軽いスウィングを乗せた、90s NYディープの“揺れ”を凝縮した万能ツール。 ピーク前にも、朝方の心地よさにもいけるタイプのトラック。 全曲が嫌味ゼロ、普遍的、ブラックミュージック愛に満ちた仕上がり。 ■ Kult Records – KULO 995 ■ 1996 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ■ Tracklist A. Funky Organ 8:30 B1. Philly Flute 8:51 B2. Universal Groove 5:23
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Kludo Featuring J.D. Brathwaite / Tuff Jam / Love Goes On / My Love
¥2,500
USディープハウスの“温度”と、UKガラージの“跳ね”が1タイトルで手に入る、Sub-Urban黄金期の隠れ名作2×12”。 J.D. Brathwaiteのソウルフルな歌声を軸に、Tommy Musto、Marques Wyatt、Tuff Jam が名義を跨いで参加するという、96年らしい“国境無視のハウス連携”が魅力。 A面 Tommy’s Vocal Mix は、NYディープらしいウォームな質感と伸びるヴォーカルが心地よく、ガラージ〜ソウルフルハウスのピーク前に最適。 B面の Marques Wyatt Dub は、LAらしいスピリチュアルで深い音の浮遊感が美しく、朝方セットの延長線でも使える優秀ダブ。 D面の Tuff Jam – My Love。 US盤としては珍しく、UK Garage のシャッフルがガッツリ効いた跳ね感で、95〜97のUKG好きには避けて通れない好トラック。 スムースなボトムとソウルフルな上モノの組み合わせで、「US盤でUKGを感じる」という独特の価値を持つ作品。 ■ Sub-Urban – SU•30 ■ 1996 (US) ■ Vinyl 12' x 2 ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ■ Tracklist A. Kludo Featuring J.D. Brathwaite / Love Goes On (Tommy's Vocal Mix) 8:24 B. Kludo Featuring J.D. Brathwaite / Love Goes On (The Marques Wyatt Dub) 7:04 C1. Kludo Featuring J.D. Brathwaite / Love Goes On (Dub Goes On) 6:52 C2. Kludo Featuring J.D. Brathwaite / Love Goes On (Jus' Da Beat) 4:22 D1. Tuff Jam / My Love (Mix 1) 7:06 D2. Tuff Jam / My Love (Mix 2) 7:06
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Paradise Presents Afrikali / Out Of The Jungle
¥1,800
アフロ、パーカッション、部族ヴォイス、そしてハウスのグルーヴが奇跡的に混ざり合ったEarly 90’sトライバル・ハウスの異端作。 ニューヨーク名門 Easy Street からのリリースながら、ガラージ〜アフロスピリチュアル路線に突っ切った完全「現場ウォリアー向け」の一枚。 A1 “The Truth Mix” は土臭いパーカッションと呪術的ヴォイスがうねり、90年代的なNYグルーヴの中にもプリミティブな力強さが宿る、ディープハウスとトライバルの中間地点。 ディープに落とすなら A2 “Deep Dub Mix”、フロアのテンションを上げるなら B1 “Dancing Flute Mix”、さらにツールとして機能する“Percapella”まで収録。 ■ Easy Street Records – EZS-7561 ■ 1990 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ■ Tracklist A1. Out Of The Jungle (The Truth Mix) 7:09 A2. Out Of The Jungle (Deep Dub Mix) 6:14 B1. Out Of The Jungle (Dancing Flute Mix) 5:36 B2. Out Of The Jungle (Freedom Dub Mix) 3:15 B3. Out Of The Jungle (Percapella) 2:46
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Cabrini-Greens & Cornbread / Cabrini-Greens & Cornbread
¥1,500
シカゴのリアルな空気を封じ込めた、Cajual Records後期の重要作のひとつ。 A面 “Club Lonely” は、Blue Magic「Welcome To The Club」をサンプリングし、ソウルフルな質感を保ちながら最低限のループでフロアをじわじわと揺らすロウグルーヴ仕様。 洗練というより “生のまま焼き付けられた” ような質感がクセになる、90’s Chicago Houseの本懐といえる一曲。 B面ではWar「Good, Good Feelin’」を引用した“Why U Tryin’ To Hustle Me?”が異彩を放ち、フィルター処理とサンプルの荒々しさが交錯する、シカゴ臭100%のハードバンプ・ストリートハウスを展開。 “Rags To Garments”も含め、全曲がループを主軸にした現場対応型で、長尺ミックスにも最適。 宅録的、ロウ+ファンキー、そして「黒いユーモア」すら感じさせる、これぞCajual深掘りユーザーがたまらない一枚。 ■ Cajual Records – CAJ 271 ■ 1997 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover VG+ ■ Tracklist A. Club Lonely B1. Rags To Garments B2. Why U Tryin' To Hustle Me?
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The Electric 'Fro / The Return Of The Electric 'Fro
¥600
■ Twisted America Records – TW12-55405 ■ 1997 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover EX ■ Tracklist A. Return Of The Electric 'Fro 7:30 B1. Return Of The Electric 'Fro (Extreme Mix) 8:15 B2. Return Of The Electric 'Fro (The Dub Electric) 8:35
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Urban Soul / Alright
¥1,000
NYハウス黄金期を語る上で外せない Urban Soul=Roland Clark の代表作。 高揚感と希望をまとったヴォーカル、タイトにうねるリズム、そして聴くたびに胸が熱くなる“あの”フレーズ。「ハウスは魂だ」と言わんばかりの一枚で、90sハウスを愛する者なら必ず通る道。複数のクラブミックスやダブを収録したDJ仕様盤で、おそらく今でも世界のどこかのフロアで息づく真のクラシックと言える一枚。 ■ Chrysalis – V 23712 ■ 1991 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 EX+ / Cover EX+ ■ Tracklist A1. Alright (Radio Edit) 4:59 A2. Alright (Extended) 7:20 A3. Alright (Club Mix) 7:20 B1. Alright (Norty Boy Mix) 7:50 B2. Alright (Super Dub Mix) 6:25 B3. Alright (Zanzi Club Mix) 7:32
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Taana Gardner / What Can I Do For You
¥1,000
「Heartbeat」で知られるNYディスコの歌姫 Taana Gardner が90年代に放った、知られざるフロア仕様12インチ。ゴスペルの熱を帯びたヴォーカルが、90sらしいタイトなビートとダビーな低域の上で力強く舞い上がる、ディスコの魂がハウスの肉体を得たハイブリッド・クラシック。Club Mixはもちろん、Luv Dub〜Deep Dubの空間処理も秀逸。 ■ E Legal – ELS-846212 ■ 1992 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover Generic ■ Tracklist A1. What Can I Do For You (Club Mix) 7:25 A2. What Can I Do For You (Radio) 3:58 B1. What Can I Do For You (Luv Dub) 6:12 B2. What Can I Do For You (Deep Dub) 6:05
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Nick Jones / The Master Blaster Project
¥1,500
NYハウスの職人 Nick Jones が自身のレーベル Imani のカタログ1番としてリリースした、まさに「知る人ぞ知る」アンダーグラウンド・マスターピース。 Larry Heard直系のスピリチュアルな深みと、NYハウスのファットなグルーヴが奇跡的に共存した唯一無二の1枚。 A面「#5」はヴォイス・サンプルとパッドが浮遊するソウルフルなディープハウスの名演。対してB面は更に濃いアンダーグラウンド仕様で、「Togo」のアフロ・ヴァイブ、「Virgo」のスモーキーな質感など、全ての曲が異なる角度でNick Jonesのセンスを証明している。 ■ Imani Records – IR-001 ■ 1997 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 EX+ / Cover Generic ■ Tracklist A1. #5 (Original Mix) A2. #5 (Vibe Mix) B1. Togo B2. Virgo B3. Nick's Interlude
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David Anthony & Darryl James Present Groove Rider / Baby Come With Me
¥900
NYアンダーグラウンド・ハウス黄金期のど真ん中、 David Anthony & Darryl JamesコンビがEmotiveに残した名作が登場。 90sディープ/ガラージ好きには説明不要、「Baby Come With Me」は当時のダンスフロアでも長く愛され続けたディープハウスグルーヴ。 A1 Club Mixは軽やかなホーンとパーカッションに柔らかなベースが絡む王道クラブ仕様。NYハウスの瑞々しさがそのまま詰まった一曲。 A2 Conga Grooveはパーカッションが前に出たラテンテイストのグルーヴィーな変化球。 B1 / B2 Organ Mix & Organ Grooveは名前の通りオルガンサウンド全面押し。M1〜MK〜Masters At Work好きに直撃するクラシックな質感。 派手さはないのにフロアを自然と温める“あの系譜”の最高峰。 ハウスの本質=グルーヴと温かさを思い出させてくれる作品。 ■ Emotive Records – EM752-1 ■ 1994 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / Cover VG+ ■ Tracklist A1. Baby Come With Me (Club Mix) 6:00 A2. Baby Come With Me (Conga Groove) 5:52 B1. Baby Come With Me (12" Organ Mix) 5:23 B2. Baby Come With Me (Organ Groove) 4:49
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Shannon Harris / Desperado / El Montuno
¥3,000
シカゴのプロデューサー Shannon Harris が2001年に残した傑作シングル。自身のレーベル Urbanicity からの第一弾にして、ジャズ、ラテン、ソウル、ディープハウスを横断する豊潤なサウンドを展開。 A面「Desperado / El Montuno」はラテンジャズ的なパーカッションとスピリチュアルなコードワークが渦を巻く、大スケールのクロスオーバー・ハウス。モダンジャズの自由さとハウスの推進力を兼ね備えた唯一無二のトラックで、Shannon Harrisの代表作と断言できる名演。 B面「Black Asiatic Woman」はアフロ・スピリチュアルな空気をまといながらも、シカゴらしいロウでタイトなビートが支えるディープ・グルーヴ。黒い熱気と神秘性を共存させた、ハウスを超えた音世界が広がる。 シカゴ・ディープハウスの歴史においても重要な位置を占めるShannon Harris。彼はジャズとハウスの“架け橋”的存在。アフロ・ラテン〜ジャズ系をプレイするDJなら彼のリリースの全てが絶対に外せないマスターピース。 ■ Urbanicity – URB01 ■ 2001 (US) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 EX+ / Cover EX+ ■ title A1. Desperado / El Montuno B1. Black Asiatic Woman
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Abicah Soul Meets G.U. / Esta Hermosa Cancion
¥1,500
シカゴ・ディープハウスの重鎮 Glenn Underground と、モダン・ディープハウスを代表するプロデューサー Abicah Soul による共作シングル。 タイトル曲「Esta Hermosa Cancion(この美しい歌)」はラテンやソウルの要素を柔らかく溶け込ませた美しいディープハウスで、両者の持ち味が見事に融合した1曲。 さらにB面にはジャジーでスモーキーな「Nevro Yosoy Peligro」、そしてDJ向けの「Hermosa Beats」も収録。 聴けばまるでBody & Soulのフロアを思い出すような、温かく包み込むグルーヴ感。針を落とせば、フロアの空気をそっと再現してくれる、まさに“フロアを感じるレコード”。 Moods & Grooves レーベルらしい、ブラックネスとエレガンスが同居した逸品です。 ディープでソウルフルなハウスを愛するDJやコレクターにはマストな1枚です。 ■ Moods & Grooves – MG-021 ■ 2003 US ■ Vinyl 12' ■ Condition : 盤 VG+ / Cover Generic ■ Title A1. Esta Hermosa Cancion B1. Nevro Yosoy Peligro B2. Esta Hermosa Cancion (Hermosa Beats)
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Move D Feat. DJ Laté / Workshop 02
¥2,000
2007年、伝説の始まりを告げたWorkshopのカタログ02番。 Move DがDJ Latéと共に織り上げた、まさに“ディープ・ハウス秘宝”。 A面「Theo」は、その名の通りデトロイトの巨匠Theo Parrishへのアンサー。煙たいロー・グルーヴ、ジャジーなコード、ざらついた質感が渦を巻き、針を落とした瞬間にクラブが深夜の魔窟へと変貌。低く唸るベースラインが腰をつかみ、逃さない。 B1「Felix」は、一転して陽だまりのような柔らかさ。ウォームなコード進行と軽快なリズムが心を溶かす、これぞMove D節。中盤以降のエレクトリックブギーな展開はドイツの精密さとUSソウルの温もりをブレンドした奇跡のバランスで成り立つ匠の技。 B2「Computer Flop」では、ラフで実験的な側面が炸裂。グリッチな音像に浮遊するビートが折り重なり、アブストラクトとダンスフロアを結ぶ危ういラインを疾走する。 Workshopの美学=“無駄を削ぎ落とし、深みに沈める”。この盤はその象徴であり、いつまでもフロアで愛される逸品。究極のアンダーグラウンド12インチ。 ■ Workshop – WORKSHOP 02 ■ 2007 (Germany) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / ジャケット Generic ■ title A. Theo B1. Felix B2. Computer Flop
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Slow Supreme / Flesh / Granada
¥2,500
ノルウェーの鬼才 Lindstrøm が活動初期に用いた名義 Slow Supreme での重要作。ディープハウスやラウンジ・グルーヴをベースにしつつ、ディスコ実験的なアプローチを織り交ぜたサウンドは、後に彼が世界的に切り開いていく“コズミック・ディスコ”路線の萌芽をはっきりと感じさせる。 その象徴がB面の名曲 「Granada」。リリース当時はヨーロッパのクラブやバーでスピンされ、クロスオーバー〜ラウンジ系のコンピレーションにも数多く収録。ジャズでもハウスでもなく、メロディアスで温かいのにダンサブル、そしてエキゾチックな色気をまとったこの一曲は、2000年代初頭の“新しいクラブ・グルーヴ”の到来を予感させた。多くのリスナーにとって「こんな楽曲があるのか」と衝撃を与えた記念碑的トラック。 一方A面「Flesh」は、柔らかなビートと有機的なメロディが絡み合うモダン・クロスオーバー・チューン。ジャズ的なコード感とブロークンなリズムの心地よさで、ラウンジやウォームアップに絶妙にフィット。表裏で異なるキャラクターを見せることで、DJユースとしての幅も大きい。 いま聴いても色褪せない「Granada」の普遍性、そしてLindstrømという才能が羽ばたく直前の姿を刻んだという歴史的価値。この2つの要素が重なることで、この12インチは“北欧ニューディスコの原点”としてコレクター/DJにとって見逃せない存在となっている。推・薦・盤! ■ Jazid Collective – AZID 002 ■ 2000 Norway ■ Vinyl 12' ■ Condition : 盤 VG+ / Cover VG ※破れあり ■ Title A. Flesh 6:08 B. Granada 7:15
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Zion Lockwood / Yun Jama Nen Buga
¥1,500
北欧スウェーデン発。アフロ・ディープハウスの魅力が詰まった一枚。Zion Lockwood が手掛けるこのトラックは、アフリカン・パーカッションをベースに、ローエンドがうねるディープグルーヴを構築。DJとしては、じんわりと体を揺らすグルーヴ感が絶妙で、ミッドテンポのセットや深夜帯に特に活躍する。 ヴォーカルやパーカッションのアフロ的フレーズは、単なる装飾ではなく、ビルドアップやブレイク時の空気作りに最適。フロアの温度をコントロールしつつ、異国情緒あるグルーヴでセットに彩りを加えられる一枚。Body & Soul勢のセット感覚にも通じる、余韻と空間を意識した使い方ができるトラック。 ■ Just A Groove Records – JUST 103 ■ 2001 (Sweden) ■ Vinyl 12' ■ Condition: 盤 VG+ / ジャケット Generic ■ title A. Pure As P 10:06 B1. Lix 12:35 B2. Yun Jama Nen Buga 8:42
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The Hayden Andre Project - Tribal Life
¥2,000
再評価著しいカナディアンディープハウスレーベルstrobe records。シカゴ・ディープハウスの隠れた名工Hayden Andre Brownが放つディープハウス集。タイトル通り、トライバルなリズムと奥行きのあるベースラインが絡み合い、聴く者を音の深層へと誘う。 パーカッションの生々しい質感と、控えめに光るシンセの余韻が、まるで夜の倉庫で鳴るグルーヴをそのまま閉じ込めたかのよう。フロアで鳴らせばじわじわと熱を帯び、聴く者の身体を自然に揺らす。自宅でヘッドフォン越しに聴けば、音の層が立体的に立ち上がり、脳内をグルーヴが駆け抜ける没入感を体験できる。 90sシカゴ・ディープハウスの実験性と身体性を同時に味わえる、ディガー垂涎の名作。コレクター心をくすぐるだけでなく、ディープハウスを体感したいリスナーにも刺さる一枚。 ■ AMC INC. Recordings – AMC-0005 ■ 1996 (Canada) ■ Vinyl 12' ■ Media EX+ / Cover Generic ■ Title A. Tribal Life (Bang-D-Drum Mix) B1. Eternal (Sublime Mix) B2. Tribal Life (Original Hardcore Tribal Edit)
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Infra-Red - When Luv's The Feeling (Remix)
¥1,800
90'sカナディアンディープハウスの名門[STROBE RECORDS]。 カナダトロント出身でSTROBEを起ち上げた才人Ron AllenによるディープにうねるB1"LOVE ME, LOVE ME"が極上。オールドスクールな仕上がりのHayden Andreによる2カットも収録。 90年代ハウスの王道を感じさせつつ、ディープでソウルフルな魅力を兼ね備えた名作。ヴォーカルハウスとしてのエモーションを保ちつつ、リミックスではよりフロア映えするビートとディープなベースラインが加えられ、原曲の温かさを引き立てつつ新たな表情を見せる。 甘く包み込むヴォーカルが、心にじんわり染みるグルーヴと溶け合い、聴く者の感情を揺さぶる。パーカッションやリズムの微妙な揺らぎが、フロアでじわじわ熱を帯びる効果を持ち、ディープハウス好きにはたまらない質感を提供。 コレクター心をくすぐるだけでなく、音楽を純粋に楽しみたいリスナーにも響く、90sヴォーカル・ディープハウスの真髄を味わえる一枚。 ■ Strobe Records – ST-007 ■ 1991 (CA) ■ Vinyl 12' ■ Media VG+ / Cover VG+ ■ Title A. When Luv's The Feeling (Hayden Andre Remix) 5:55 B1. Love Me, Love Me (Mixed By – Ron Allen) 6:22 B2. When Luv's The Feeling (Remix) (New York Mix) 4:38 Mixed By – Hayden Andre
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Hayden Andre - 3rd Dimension
¥2,500
90年代シカゴ・ディープハウスの隠れた名作。ディープハウス名門[Strobe Records]からのリリース。Ron Allenとともに同レーベルを運営していた異才Hayden Andreが放つ「3rd Dimension」は、じんわりと身体を包み込むディープベースと、うねるシンセのレイヤーが絶妙に絡み合い、聴く者を音の中に引き込む。 タイトル通り、音像の奥行きが半端なく、まるで三次元空間を漂うような感覚が味わえる。ループ感のあるリズムとパーカッションの微妙な揺らぎが、フロアでも自宅でも身体と心を自然に動かしつつ、余白の中で深く没入させる。 90sシカゴ・ディープハウスの空気感、余白、そして熱量を凝縮した一枚で、コレクターもディープハウス好きも納得の内容。静かに聴いて心を揺さぶるも良し、フロアでじわじわ熱を帯びるも良し。 クリアヴァイナル仕様。 ■ AMC INC. Recordings – AMC-0006, Strobe Records – ST-015 ■ 1997 (Canada) ■ Vinyl 12' ■ Media EX+ / Cover Generic ■ Title A. Tribal Surround B1. Omni Vision B2. Digital Enhancer
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Theo Parrish – Feel Free To Be Who You Need To Be
¥1,200
デトロイト・ハウスの鬼才 Theo Parrish が放つこのトラックは、単なるディープハウスの枠を超えた魂と感情の奔流。冒頭から、ざらついたアナログ感のあるパーカッションと揺れるベースラインが、フロアの空気をじわじわと変えていく。 タイトル通り、「自分に正直であれ」というメッセージが音に宿っており、聴く者の内面に直接響く感覚がある。断片的に顔を出すヴォーカルや、隙間を活かした空間演出は、Theo Parrishならではの感情の揺らぎを表現しており、フロアでもヘッドフォンでも、音の細部まで体感できる没入型ディープハウス体験を提供する。最高。 ■ Sound Signature – SS041 ■ 2011 (US) ■ Vinyl 12' ■ Media EX+ / Cover EX+ ■ Title A. Feel Free To Be Who You Need To Be 9:52 B. 360@1:29on696 (Full Version) 12:35
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Mondo Grosso – Souffles H
¥1,500
SOLD OUT
日本発のアシッド/ディープハウス〜ジャズフレーバーの傑作。うねるアシッドシンセとしなやかなベースラインが絡み合い、音の波に身を任せる感覚を体験できる一枚。 タイトル「Souffles(息吹)」の通り、フロアでじわじわ熱を帯びるグルーヴと、聴き手の心を柔らかく包む余白感が絶妙に共存。ジャズ的なフレーズやコード進行も混ざり、単なるダンストラックではなく、音楽としての深みや聴き応えを提供する。 Mondo Grossoの持つ独自のセンスと日本的美学が光る、ディープかつアート感覚の高い名作。 ■ Nite Grooves - KNG-22 ■ 1995(US) ■ Vinyl 12' ■ Media EX+ / Cover EX+ ■ Title A1. Souffles H (Live At The Sound Factory Bar Mix) 5:53 Edited By Benji Candelario A2. Souffles H (MAW Dub Mix) 4:57 Remix by Masters At Work B1. Souffles H (Louie's Phunky Horns Mix) 6:29 Mixed By Joe Claussell, "Little" Louie Vega B2. Souffles H (King Street Club Mix) 6:42 Mixed By Joe Claussell, "Little" Louie Vega
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Jay Naz / All Bridges Lead To Brooklyn
¥800
UKのHot ’N’ Spycyから放たれたJay Nazによる珠玉の1枚。 タイトル通り、ブルックリンへの敬意とローカルスピリットを詰め込んだタフなハウス・グルーヴ。 ボトムの太いビートと、ジャズ〜ガラージの香りが漂うギターリフ、そして随所で鳴る都会的なヴォイスサンプルが最高に気持ちいい。 A面のメインミックスは、90年代中盤NYサウンドの粋を感じさせる洗練と粗削りのバランスが絶妙。B面の「Guitar Dub」はディープに沈み込む夜向き仕様で、現場でもホームリスニングでも機能する完成度。 中盤90sのNY/UKハウスを語るうえで外せない“架け橋”的1枚。 ディープ、ファンキー、そしてブルックリンへの愛。まさにタイトル通りの名盤です。 ■ Hot 'N' Spycy – SUB26T ■ 1996 UK ■ Media : Vinyl 12' ■ Condition : 盤 VG+ / ジャケット VG+ A1. All Bridges Lead To Brooklyn (Main Mix) A2. All Bridges Lead To Brooklyn (Accapella) B1. All Bridges Lead To Brooklyn (Guitar Dub) B2. Bonus Beats
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Cross Bronx Expressway / Cross Bronx Expressway
¥1,500
ニューヨークの老舗〈4th Floor Records〉から放たれた、Cross Bronx Expresswayによる97年の傑作EP。 タイトル通り“ブロンクスの地下道”を疾走するような、ダーティーでソウルフルなNYディープ・ハウス集。 太いグルーヴとスモーキーな質感が溶け合うA1「Ill Bump」から、ストリートの熱をそのままパッケージしたようなA2「Dance」まで、全編にわたってロウでグルーヴィ。 B面の「Poulets Paradise」は、ウォームアップ〜ミドルタイムを彩るファンキーな隠れクラシック。 古き良きNYのムードとアーリーハウスのスピリットを兼ね備えた、4th Floorらしい“生きたグルーヴ”が詰まった1枚。 ■ 4th Floor Records – FF 2010 ■ 1997 US ■ Media : Vinyl 12' ■ Condition : 盤 VG+ / ジャケット VG+ A1. Ill Bump 7:32 A2. Dance 7:23 B1. Poulets Paradise 9:55 B2. Bump Beats 3:56
